HPLCやLC-MSのカラムは取り扱っているメーカーが多く、種類も豊富なため探すのが大変ですよね。
そんな研究者のために主要販売メーカー10社の取り扱っている総数62シリーズのカラムをまとめております。
それぞれのカラムの概要と特徴も記載しておりますので、検索に時短に活用いただければと思います。
カラムの選び方があまりわからない方のために選定のポイント等も紹介しておりますが、不要な方は目次の取り扱いメーカー一覧をクリックしてジャンプしてくださいね。
また、この記事が役に立った方は応援の意味を込めてページ内の広告をクリックしていただけますと幸いです。
- カラム選定のポイント
- 取り扱いメーカー一覧
- 各社紹介
- パーキンエルマー
- 日立ハイテク
- 島津製作所
- GLサイエンス
- アジレント
- YMC
- ナカライテスク
- 日本ウォーターズ
- サーモフィッシャー
- 日本分光
- まとめ
カラム選定のポイント
まずはカラムを選定するときのポイントを紹介していきます。
これからHPLCを使っていく方は是非参考にしてくださいね。
分析対象の特性
分析したい試料の特性をよく理解することが重要です。
試料の性質に応じて、適切なカラムを選択する必要があります。
例えば、試料の疎水性や極性、分子量、pHの範囲などを考慮して適切なカラムを選ぶようにしましょう!
分離のモード
HPLCには、【逆相クロマトグラフィー】【順相クロマトグラフィー】【イオン交換クロマトグラフィー】【サイズ排除(分子量分布)クロマトグラフィー】の4つの分離モードがあります。
それぞれのモードに適したカラムを選ぶことが重要です。
カラムの種類
一般的に使用されるカラムは、シリカゲルにアルキル基を共有結合させた充填剤を使用した逆相カラムが多いです。
この他にも、ポリマー母体の充填剤などがありますが、試料の特性や分離モードに合わせて選択するようにしましょう。
カラムの寸法
カラムの内径、長さ、粒子径などの寸法も重要な要素となります。
分離効率や解析時間に影響を与えるため、試料の性質や分析条件に合った適切な寸法のカラムを選びましょう。
カラムを使用する前に、カラムの取り扱い方法や使用条件をよく理解し、正確な分析を行うようにすることが大切です。
取り扱いメーカー一覧
それでは取り扱いメーカーを一覧で紹介していきます。
※横に見切れている場合は横スクロールしてご覧ください。
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マウスにホイールがない方は、マウスパッドを二本指で触りながら横に動かしてみてくださいね。
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各社紹介
各社の各種取り扱いカラムの代表的な製品の概要と特徴を紹介しております。
その他のシリーズに関してはメーカーHPをご確認ください。
パーキンエルマー
SPP Column HPLCカラム & UHPLCカラム
Brownlee SPP Columnは、従来のHPLC & UHPLCカラムにはない高性能を持ち、多様な分析メソッドを提供する新テクノロジーLCカラムです。
特徴
🔬 Brownlee SPPカラムは、高分離・超高速分析を可能にするコアシェルカラムの新スタンダード。
🔬 コアシェルカラムは、表面のみ多孔質で内部は非孔質の中心核を持つパーティクルカラムで、従来のHPLC & UHPLCカラムとは異なる構造を持っています。
🔬 SPP Columnの特徴は、管理されたパーティクル粒度分布により高いカラム効率を実現し、他に類を見ない高スループットを提供。
🔬 低いカラム背圧で高速・高分離を実現。
🔬Brownlee SPPカラムはSPP C18、SPP C8、SPP PFP、SPP Phenyl-Hexyl、SPP ES-Peptide、SPP HILIC、およびSPP Amideの7タイプのカラムケミストリーをラインナップ。
Supra-Poly SPE Column 固相抽出(SPE)カラム
卓越した再現性・回収率・スループットを実現するSupra-Polyの4タイプのポリマーSPE Columnがあります。
特徴
🔬 卓越した再現性・回収率・スループットを実現: Supra-Polyのパーティクル粒度分布は他社ポリマーSPEパーティクルに比較して格段に狭く、高い再現性と回収率を実現します。
🧪 高性能を有する4タイプのポリマーSPE Columnをラインナップ
- Supra-Poly HLB Column: 極性~疎水性化合物における低分子化合物・前処理のファーストスタンダード。
- Supra-Poly XC Column: 極性~疎水性化合物における低分子化合物・前処理で負荷量を極大化。
- Supra-Poly XWP Column: 高分子化合物(MW < 400KD)および高粘度化合物の前処理に最適。
- Supra-Poly ATL Column: クルードな試料サンプル中の中極性~疎水性化合物における低分子化合物・前処理に最適。ただし、極性化合物には不適。
🌟 シリカ系SPEカラムと差別化した前処理が可能
日立ハイテク
イオン交換カラム(イオンクロマトグラフ用)
🔄 陽イオン交換カラム:IC-C65、IC-C75など。
🔄 陰イオン交換カラム:#2740、GL-IC-A15、GL-IC-A23など。
排除クロマトグラフィカラム(SEC)
🔬水系:タンパク質、ペプチドなどの水溶性高分子のSEC分析を短時間に行うことができます。
🔬有機溶媒系:高い理論段数と、特にオリゴマ領域での優れた分離能を有しています。
特定成分分析用カラム
🔬脂肪酸分析用、耐酸性、逆相分配形、高純度シリカC18
🔬カルバメート系農薬分析用、逆相分配形
🔬標準アミノ酸分析用、Na形
島津製作所
UHPLC/HPLCカラム Shim-pack Scepter シリーズ
Shim-pack Scepter LCカラムは、有機シリカハイブリッド基材を用いて幅広い条件で卓越した耐久性と性能を持ち、豊富なカラムケミストリーと粒子径のラインアップにより、メソッド開発と分析法移管をサポートしてくれます。
特徴
💎 Shim-pack Scepter LCカラムは、逆相とHILICの2種類を含む豊富なカラムケミストリーを提供。
🧬 新規開発のバイオイナートコーティングをカラム接液部に適用し、核酸、タンパク、脂質などの分析に優れたクロマト性能を発揮。
🔬 有機シリカハイブリッド基材の採用により、高温での酸性/塩基性移動相条件においても高い安定性を示し、抗体や核酸分析に適した良好なピーク形状と分離を提供。
ミクロLCMS分析カラム/トラップカラム Shim-pack MCシリーズ
金属配位吸着を抑えた生体試料中成分高感度分析のスタンダードです。
特徴
💧 1 µL/min~の移動相流量に対応したカラムの使用は,LCMS分析の感度を大きく向上。
💉 有機溶媒による除タンパク処理のみの血漿試料の1,500回注入においても安定したピーク形状と保持時間が得られます。
🧪 UF-Link機構により,ミクロLCMS用カラムを簡単に,デッドボリュームなく取り付け可能。カラム外拡散による感度低下の心配がなくなり,またカラム着脱を繰り返しても再現性良くデータが得られます。
SFCカラム Shim-pack UCシリーズ
Nexera UCを使用した超臨界流体を利用した分析では、液体クロマトグラフィーに比べて移動相の拡散性が高く、カラム固定相の種類によって分離挙動が変化します。
Shim-pack UCシリーズを使うことで、多様な化合物の分離が可能となります。
特徴
🌐 超臨界流体を利用したNexera UC分析は、液体クロマトグラフィーよりも高拡散性を持ち、カラム固定相によって分離挙動が大きく変わる。
⚙️ Nexera UCは高速・高分離を実現し、液体CO2送液に適したカラムを複数提供しており、高速化に限界のあった条件をさらに高速化できる。
💡 HPLCでは分離が難しい異性体や類縁体に対するSFC分析が可能。
サイズ排除カラム Shim-pack GPCシリーズ
Shim-pack GPCシリーズは、有機溶媒系テトラヒドロフラン(800シリーズ)およびジメチルホルムアミド(800Dシリーズ)に対応した高性能GPCカラムであり、高分子からオリゴマーまでの分子量分布測定に適しています。
特徴
🧪 GPCの分離機構は物理的な相互作用で分子の大きさによって分離され、高分子やオリゴマーの迅速な分子量分布測定に適しています。
🔬 Shim-pack GPCシリーズはポリスチレン系ポリマーをカラムに充てんしており、目的に応じて架橋度の異なるカラムを使用できます。
イオン交換カラム Shim-pack Bio IEX シリーズ
him-pack Bio IEXシリーズは中分子やバイオ医薬品の高精度分析に向けたソリューションです。
特徴
🧪 Shim-pack Bio Diolカラム、IEXカラム及びHICカラムは、中分子医薬品やバイオ医薬品の分析評価の精度向上に貢献します。
🚀 ノンポーラスタイプとポーラスタイプのラインアップがあり、高速・高分離分析に適しており、タンパク質や核酸類の分離に対応しています。
疎水性相互作用クロマトグラフィーカラム Shim-pack Bio HIC シリーズ
中分子のバイオ医薬品分析に適したブチル官能基を結合した親水性ポリマーパーティクルを用いた疎水性相互作用クロマトグラフィーカラム「Shim-pack Bio HIC」は、ADCのDARを低背圧かつ高分離能で分析することができます。
特徴
📏 カラムの粒子径は4 µmで、サイズは4.6×100 mm。
前処理カラム Shim-pack MAYI シリーズ
高いタンパク除去効率と長期安定性を持つオンライン前処理カラムであり、さまざまなクロマトグラフィーアプリケーションに適しています。
特徴
🧪 粒子径の最適化と新開発のコーティング技術により、高いタンパク除去効率と長期安定性を実現したオンライン前処理カラムです。
📊 MAYIシリーズには逆相クロマトグラフィー用5種(MAYI-ODS,MAYI-C1,MAYI-C4,MAYI-C8,MAYI-C14)、陽イオン交換クロマトグラフィー用1種(MAYI-SCX)、陰イオン交換クロマトグラフィー用1種(MAYI-SAX)があり、多検体の連続分析にも優れた再現性を提供します。
🧪 保持されないように設計された親水性ポリマーコーティング技術により、タンパク質などの高分子を迅速に除去し、目的成分の高回収率を達成します。
アミノ酸分析用カラム Shim-pack AMINOシリーズ
Shim-pack Aminoシリーズは,ポリスチレンゲルを基材としていますので,試料と充填剤表面の間には,静電的な相互作用のほか,疎水的相互作用も働きます。
主にこの二つの相互作用を利用しており,アミノ酸の分析に有効なカラムです。
特徴
🌱 茶葉に含まれるカテキン類の試料前処理からHPLCによる測定までのバリデーション済み試験法を提供します。
📊 Na型条件はタンパク質を構成する約20成分のアミノ酸を対象とし、Li型条件は遊離アミノ酸を含む約40成分を対象としています。
糖と有機酸分析用カラム Shim-pack SUR-Naシリーズ
配位子交換クロマトグラフィー用カラム Shim-pack SUR-Naは、高い分離性能で糖類を分析することが可能で、水のみを使用して簡単に分析を行えます。
特徴
🔬サイズ排除モードとナトリウム型の配位子交換モードを組み合わせ、糖類を高い分離性能で分析できます。
🍬 グルコースとフルクトースなどの単糖同士の分離が可能であり、微生物の発酵培養液の糖類の代謝とエタノール生成の監視にも利用できます。
🧪 三糖以下のオリゴ糖、単糖、糖アルコールなどの分離にも使用できます。
GLサイエンス
逆相カラム(C30カラム) InertSustain C30
InertSustain C30は高純度球状シリカゲル(ES シリカ)を使用し、トリアコンチル基を化学結合したカラムで、脂溶性の高い化合物の分離に優れた性能を持ち、低ブリードを実現しています。
コアシェルカラム InertCore Plus C18
InertCore Plus C18は、優れた性能を持ったコアシェル(表面多孔質型)カラムであり、分離性能や利便性の向上に貢献します。
特徴
💡 全多孔質型の sub 2 μm カラムに匹敵する分離能を有しながら比較的低い圧力で使用できます。
💡 充填剤の製造から出荷まで全工程を自社で行い、ロット間の再現性に優れています。
💡優れた再現性/安定した品質、高い耐久性、高理論段数の実現、低圧力が主な特徴。
💡 InertCore Plus C18は他社製品と比較して、均一に形成されたシェル層と優れた再現性を持っています。
SFC対応HPLCカラム
HPLCカラムInertSustainおよびInertsilシリーズをSFCに対応した「SFC対応カラム」を提供しており、豊富な種類の充填剤から選択できます。
特徴
🧪 充填剤はHPLCカラムと同じものを使用し、SFCに対応したステンレス管に充填されている。
📊 SFC対応カラムにはさまざまな種類の充填剤が対応しており、応用範囲を拡げることができる。
アジレント
逆相カラム ZORBAX 逆相 HPLC カラムEclipse Plus
ZORBAX Eclipse Plusカラムは、卓越したピーク形状、分離、分解能を提供し、信頼性の高い結果をもたらします。
特徴
⚡ 高速高分離のメソッド開発には1.8µmカラム、コンベンショナルなメソッドには5µmか高分離な3.5µmの選択が可能。
🔄 すべての粒子径のカラムにおいて、メソッド変換が容易。
⚡すべての化合物において優れたピーク形状
🔄厳格な QA/QC テストにおいても比類なき性能
順相カラム ZORBAX 順相 HPLC カラム – ZORBAX NH2
ZORBAX SILはプロピルアミノシランを結合させた充てん剤で、順相分離と弱いアニオン交換、極性化合物の逆相 HPLC に使用できます。
特徴
🧪 ビタミンAやDは順相モードで分離され、炭化水素や糖類は逆相モードで分離されます。
🔍 順相分離と弱いアニオン交換、極性化合物の逆相 HPLC に使用されます。
イオン交換カラム ZORBAX イオン交換カラム
、ZORBAX SAXとSCXイオン交換カラムの2種類があります。どちらのカラムも5μmのシリカ粒子で充填されており、効率的な分析が可能です。
特徴
🧪 pH 2 ~ 7 で安定
🧪 有機溶媒移動相に対応
分取カラム PLRP-S 分取用
PLRP-S充填剤は、幅広い化合物の分離に適しており、低分子から高分子、さらに生体高分子までの分離が可能です。
特徴
💊 PLRP-S充填剤は、ポリスチレン/ジビニルベンゼン粒子から成り立っており、熱安定性と化学的安定性を持っています。
💧 幅広い化合物の分離を行うためにさまざまなポアサイズを提供。
⚖️ 粒子サイズは3 µmから50 µmまで対応し、µgから数kgのcGMP製造スケールまで対応。
🧪 化学的安定性が優れており、最大1 M NaOHに対応しています。これにより、クリーニングと再生が可能で、カラムを長期間利用できます。
ゲルろ過/サイズ排除カラム PLgel ゲル浸透カラム
PLgelカラムは、高度に架橋されたポリスチレン/ジビニルベンゼンマトリックスをベースにしており、有機溶離剤を用いたポリマー分析に適しています。
タンパク質ペプチド分析用逆相カラム AdvanceBio ペプチドマッピングカラム
タンパク質同定や修飾測定に優れた性能を持っています。
特徴
💡 タンパク質同定や翻訳後修飾測定に使用される高分離能のペプチドマップを提供するように設計。
🧪 表面多孔性のバイオカラムであり、120Åのポアサイズを持ち、タンパク質の酵素分解により生じるペプチドの分析に最適。
🔍 分析信頼性の向上: AdvanceBio ペプチドマッピングメディアは厳しい要件のペプチドミックスを用いて持続性と再現性がテストされており、複雑なペプチドマップ中の主要ペプチドの同定が可能。
キャピラリカラムとナノカラム
💧 試料量がごく限られている場合に非常に高い感度を発揮
📏 内径0.5mm、0.3mm、0.1mm、0.075mm のラインナップ
スペシャルアプリケーション AdvanceBio HIC カラム
Agilent AdvanceBio HIC カラムは、高分離能で堅牢な結果を提供し、特に分析困難なタンパク質に対応しています。
特徴
📌 最適な選択性 – mAb 酸化変異体と ADC の薬物抗体比に対応
📌単一のケミストリ – CQA ごとの複数のカラムスクリーニングが不要
📌 堅牢性の強化 – カラム寿命の向上により、分析結果の信頼性が飛躍的に向上
YMC
逆相/順相/HILICカラム YMC-Triart シリーズ
YMC-Triart シリーズは、耐久性とピーク形状の優れた有機シリカハイブリッドカラムで、HPLCとUHPLCのメソッド移行がスムーズに行える。幅広い化合物の分離に対応し、バイオイナートカラムも利用可能。
特徴
🌟 YMC-Triartは有機シリカハイブリッドカラムで、耐久性と優れたピーク形状・再現性が特長。
🧪 異なる粒子間での分離再現性も良好で、HPLCとUHPLC間の相互のメソッド移行がスムーズ。
🧬 幅広い化合物の分離に対応するため、さまざまな官能基のカラムを取り揃えている。
🌟 Triart C18は幅広いpH範囲で使用可能な汎用的なカラム。
バイオイナートUHPLC/HPLC用カラム Accura Triart
Accura Triartは、フリットを含む接液部をバイオイナートコーティング処理したカラムハードウェアです。
有機シリカハイブリッド基材で耐久性に優れたYMC-Triart充填剤を充填したカラムで、非特異的吸着が抑制され、高感度でシャープなピーク形状が得られることから、核酸やペプチド・タンパク質などの分析に最適です。
特徴
🌱 カラムハードウェアの接液部をバイオイナートコーティング処理:プレコンディショニング不要で分析効率向上と良好な再現性を実現。
💧 核酸やペプチド・タンパク質など吸着性、配位性成分の分析に最適:低吸着・低キャリーオーバーでLC-MSでの高感度分析を実現。
🦠 アデノ随伴ウイルス(AAV)の分析にも有効:Accura Triart Bio C4を使用し、VP1とVP2などの分離が改善される。
UHPLC&HPLC用コアシェルカラム Meteoric Core
広範囲のpHで使用可能で、塩基性化合物や配位性化合物に対しても優れたピーク形状を示し、高速分析が可能な高性能なカラムです。
特徴
🌀 他のコアシェルカラムではテイリングしやすい塩基性化合物や配位性化合物に対しても優れたピーク形状を示す。
💨 UHPLC用のsub-2 µmカラムに匹敵する分離能を持ち、約2分の1の圧力で使用可能。
🧪 メテオリックコアは塩基性化合物および配位性化合物に対して卓越したピーク形状を提供。
イオン交換カラム BioPro IEXカラム
イオン交換カラムは、様々なタンパク質、核酸類の分離に最適なカラムです。非特異的吸着が極めて小さい親水性ポリマーに強アニオン/強カチオン交換基を導入しています。
特徴
🧪 タンパク質の非特異的吸着が極めて小さい新開発の親水性ポリマー基材
🧪 官能基との相互作用を最大限に活かす表面構造
🧪 最密充填技術による高理論段数と優れたピーク対称性
🧪 動的吸着容量・回収率が高く少量の精製にも有効なポーラスタイプ
シリカゲル基材 サイズ排除カラム YMC-SEC MAB/YMC-Pack Diol
抗体の凝集体などの解析に最適なYMC-SEC MABと、タンパク質のほか糖類やオリゴ核酸の分離にも有効なYMC-Pack Diol。
特徴
💡 YMC-SEC MABは抗体の凝集体などの解析に最適なカラムです。
💡 YMC-Pack Diolはタンパク質、糖類、オリゴ核酸の分離に有効なカラムです。
疎水クロマトグラフィー用カラム BioPro HIC
🧪 バイオ医薬品の分離に適したBioPro HIC HTと疎水性の小さいタンパク質の分離に有効なBioPro HIC BFがあります。
特徴
BioPro HIC HT:HICのファーストチョイスカラム
BioPro HIC BF:疎水性が小さいタンパク質の分離に有効
キラル分離用HPLCカラム/充填剤 CHIRAL ART
CHIRAL ARTはキラルセレクターを含むHPLCカラム/充填剤で、広範囲のキラル化合物の分離に対応し、高い分離能と耐久性を持ちます。
特徴
🌀 高い立体認識能を有し、広範囲のキラル化合物の分離が可能です。
💪 機械的強度と化学的安定性に優れ、テイリングのない優れたピーク形状が得られます。
超臨界流体クロマトグラフィー (SFC) カラム Alcyon SFC
Alcyon SFCは超臨界流体クロマトグラフィー(SFC)カラムで、キラルからアキラルまで広範囲な化合物の分離に対応しており、高性能であり高速な分離が可能です。
特徴
📈 SFCでは高速で分離できるため、分析・分取の処理量アップが可能です。
💪 キラルからアキラルまで豊富なカラムラインナップ。
ナカライテスク
逆相クロマトグラフィー用カラム C18シリーズ
異なった分離特性を持つC18カラムを販売しており、さまざまな用途に適しています。
特徴
🧪 逆相クロマトグラフィーで最も汎用されているカラムはオクタデシル基化学結合型(C18,ODS)カラムです。
📊 分離特性の違い(5 µm):5C18-AR-Ⅱでは平面的な化合物(サンプル No.6; Triphenylene)の保持が長くなります。
📋 C18シリーズは広範囲の化合物に対応し、耐酸性に優れ、酸性化合物・ペプチドに最適です。また、親水性の高い化合物にも適しています。
キラルカラム(多糖誘導体結合型)COSMOSIL CHiRAL シリーズ
高い耐久性と3種類の選抜されたキラルセレクターを持ち、多くの使用実績があります。
特徴
🎯 多くの使用実績
📊 先発品と同等の分離能
⏳ 高い耐久性
順相クロマトグラフィー用カラム SL-II
コスモシール SL-IIは高純度シリカゲルを使用し、分取精製に最適なクロマトグラフィーカラムです。
特徴
⚙️ 高純度シリカゲルを採用。
🧪 従来の酢酸などの添加が不要でフェノール類などの化合物群でも良好なピーク形状が得られます。
単糖・オリゴ糖分離用カラム
糖分析のための2種類の専用カラムがあります。
疎水性の化合物はC18カラムを使用し、他の糖やオリゴ糖の分析にはSugar-DとNH2-MSカラムを使用します。
特徴
- 📊 カラムの固定相と物性:
- Sugar-D: シリカゲルベースで糖分析に適しており、耐久性が高く、定量性に優れています。
- NH2-MS: アミノプロピル基を持つカラムで、別の選択性を持っています。
🔍 保持力の比較: Sugar-Dはアミノプロピル型カラムよりもやや保持力が小さいが、アセトニトリル濃度を調整することで同程度の保持力を得られます。
RNA 分離用カラム
RNA 分離用カラムは、電気泳動では検出できない不純物の確認が可能であり、100 ~ 5,000 塩基程度の比較的長い核酸の分離ができます。
特徴
💡 電気泳動では検出できない不純物の確認が可能。
💡 分取精製が可能。
💡100 ~ 5,000 塩基程度の比較的長い核酸の分離が可能。
逆相クロマトグラフィー用カラム(タンパク質分離用ワイドポア) Protein-R
高い回収率と酸性移動相に対する高い耐酸性を持つワイドポアタイプの C18 カラムです。
特徴
🌀 使用可能pH範囲は1.5〜7.5*であり、酸性移動相に対して高い耐酸性を持ちます。
📊 分離性能の比較: Protein-R は従来型の C18 ワイドポアカラムよりもタンパク質をシャープに分離。
📈 回収率の比較: Protein-R はC4-300よりも高い回収率を示し、C18-300よりも非常に高い回収率を示す。
🧪 酸性移動相に対する耐久性の比較: Protein-R はC4-300よりも非常に高い耐酸性を持ちます。
ゲルろ過クロマトグラフィー用カラム(水系) Diol-120-II, Diol-300-II, Diol-1000-II
タンパク質・多糖類・核酸などの親水性高分子を分子の大きさにより分離し、高い耐圧性を持ち、広い分画範囲をカバーしています。
特徴
📐 タンパク質の非特異吸着が少なく、シリカゲル充填剤のため高い耐圧性がある。
📐 Diol-120-IIの平均細孔径:約120 Å、Diol-300-IIの平均細孔径:約300 Å、Diol-1000-IIの平均細孔径:約1,000 Å。
📐 Diol-120-IIは球状タンパク質測定可能分子量範囲:5,000~100,000、直鎖状水溶性高分子測定可能分子量範囲:1,000~20,000。
📐 Diol-300-IIは球状タンパク質測定可能分子量範囲:10,000~700,000、直鎖状水溶性高分子測定可能分子量範囲:5,000~100,000。
📐 Diol-1000-IIは球状タンパク質測定可能分子量範囲:-(不可)、直鎖状水溶性高分子測定可能分子量範囲:50,000~500,000。
📐 ゲル基材がシリカなので、有機溶媒としてメタノールやアセトニトリルが使用できる。
イオン交換クロマトグラフィー用カラム IEX シリーズ
IEX シリーズは、3 種類の充填剤タイプと3 種類のカラムタイプで、タンパク質や核酸などのバイオポリマーの分離に使用されます。
特徴
💧 充填剤タイプ:陰イオン交換型、陽イオン交換型、両イオン交換型。
💻 カラムタイプ:精密分析用、高速分析用、精製用。
🧪 充填剤には親水性ポリマーが使用され、タンパク質結合量は異なるタイプごとに異なる。
📚 両イオン交換型のカラム(Type M)は酸性タンパク質と塩基性タンパク質を同時に分離できる。
全多孔性シリカゲル COSMOSIL 2.5 μm シリーズ
📏 2.5 μm シリカゲル採用で低い分析圧力
📊 通常 HPLC 装置で UHPLC と同等の分析が可能
🌟 フェニルカラムよりも強いπ-π相互作用
COSMOSIL SFC 用カラムシリーズ
化合物の極性によってカラムを分類(Ⅰ ~ Ⅲ)し、HPLC とは異なる SFC 特有の分離に挑戦しています。
特徴
🔍 分類Ⅰ:中極性 ~ 高極性化合物の分離に適しており、高極性の固定相が適用されます。極性の高い化合物ほど強く保持されます。
🔍 分類Ⅱ:低極性化合物の分離に適しており、低極性の固定相が使用されます。
🔍 分類Ⅲ:SFC 特有の分離に適しており、π – π 相互作用や分散力などの分子間力がHPLCよりも強く働きます。
日本ウォーターズ
UPLCカラム ACQUITY Premierカラム
クロマトグラフィーに関連する予測できないリスクを軽減し、分析種の分離効率の改善と高流速を提供します。
特徴
📈 ACQUITY Premier カラムには、様々なテクノロジーがあり、タンパク質、ペプチド、オリゴヌクレオチドなどの分析に優れた性能を発揮します。
🧪 リン酸化分析種やカルボキシル化分析種についても優れたピーク形状を実現し、正確な波形解析と定量が可能です。
💪 分析法開発の柔軟性が高く、さまざまなクロマトグラフィー検出モードとLCシステムプラットフォームに対応できます。
UHPLCカラム BioResolveカラム
革新的なソリューションによるモノクローナル抗体の特性解析
特徴
💊 UPLC、UHPLC、HPLCのプラットホームで使用できるカラムケミストリーが含まれ、特定の分析上の課題に対する革新的ソリューションを提供します。
📊 BioResolve カラムは、モノクローナル抗体の分離においてバッチ間およびカラム間の一貫性を実現し、分析要件に適合します。
🔬 BioResolve カラムは、柔軟で再現性のある高分離能の分離により、データの信頼性を向上させます。
🧪 BioResolve カラムには、モノクローナル抗体のチャージバリアントの分析向けの陽イオン交換カラムテクノロジーが含まれます。
HPLCカラム Atlantis カラム
🔍 逆相カラムおよび HILIC HPLC カラムにより、優れた極性化合物の保持が実現しました。
特徴
💡 逆相および HILIC 条件下で極性分析種を保持・分離する。
🔬 推奨用途:幅広い極性化合物および非極性化合物の再現性の高い保持および分離。
💧 100% 水系移動相に対応し、イオン対試薬の使用を回避して検出限界、分析法の再現性、頑健性を向上。
🌀 Atlantis T3、dC18、HILICカラムなど、特定のカラムは特定の分析種に最適な性能を発揮するよう設計されている。
SECカラム
サイズ別のペプチド、タンパク質、ウイルスベクターの分析に利用される Waters の SEC カラムは、幅広いタンパク質およびペプチドの特性解析に使用されます。
特徴
💡バイオ医薬品の研究開発や製造において、凝集体やフラグメントの分析に強力な手法であり、タンパク質をサイズに基づいて分離することができる。
ACQUITY APCカラム
ACQUITYアドバンスドポリマークロマトグラフィー(APC)カラムは、優れた速度と分離能を備え、ポリマーの特性解析に最適です。
特徴
🧪 エチレン架橋ハイブリッド(BEH)パーティクルを使用することで、迅速な溶媒切り替えが可能になります。
💡 ポリマーサンプルの定量と特性解析を確実かつ正確に行い、生産性を高めることができます。
⚙️ 有機溶媒および水系の移動相を使用したサイズ分離に適しています。
🧪 合成ポリマーや高分子種の迅速で正確なクロマトグラフィー特性解析に推奨されます。
SFC カラム
逆相クロマトグラフィーの使いやすさと信頼性があります。
順相クロマトグラフィーの力にアクセスすることは、超臨界流体クロマトグラフィー(SFC)アプリケーションを実行する分離科学者にとって、極めて重要です。
特徴
💡 Torus、Trefoil、Viridis SFCカラムケミストリーとWaters SFC装置により、順相による代替選択性が実現され、拡張性の簡単さとカラム間の一貫性が確保されます。
💡 高品質のアキラルおよびキラルのSFCカラムにより、困難なアキラル分離とキラル分離が可能で、速度と信頼性が向上します。
サーモフィッシャー
逆相 HPLC カラム
指先で実現できる分離選択性―逆相クロマトグラフィー(PFP/C8/C30)カラム
特徴
🔬 分離を最適化し、保持能力を高め、溶出順序の変更を可能にします。
📊 幅広いアプリケーションで優れた分離能が得られます。
🧪 低疎水性相を持つC8カラムは、中程度の疎水性を持つ分析種の分離や保持力の低いカラムの必要な場合に最適です。
💧 極性エンドキャップが施されたC18カラムは、極性分析成分の保持と水系移動相に対する安定性を提供します。
順相 HPLC カラム
極性化合物の分離します。
特徴
🔬 結合型/非結合型の順相カラムは脂肪親和性化合物の保持と分離に最適。
HILIC HPLC カラム
HILICは、問題のある極性化合物の保持と分離のためのクロマトグラフィー技術であり、逆相クロマトグラフィーとは逆のプロセスを使用します。
特徴
🌊 HILICは、問題のある極性化合物の保持と分離のためのクロマトグラフィー技術です。
🔄 HILICは逆相液体クロマトグラフィーと相補的であり、通常の逆相カラムでは保持されない極性、親水性の化合物を保持します。
📈 質量分析(MS)では、非常に極性のある化合物の場合、HILIC(有機溶媒豊富な移動相を使用)により感度が10倍から20倍向上します。
🧪 HILICカラムは、尿素、ビウレア、コリンとブチロベタイン、トロメタミン、アスコルビン酸と関連化合物、葉酸とその代謝物、ニコチンとその代謝物、サポニン、アミノグリコシド系抗生物質、グルコシノレート、イオン液体、オルガノホスホネート系神経剤代謝物など、非常に極性の高い分子の分析に適しています。
ミックスモード HPLC カラム
イオン性および疎水性のアナリートを一度の実行で分離できる多機能を持つHPLCカラム。
特徴
🔄 イオン交換、逆相、HILICセレクティビティを組み合わせたThermo Scientificの混合モードカラムの静止相により、極性アナリートの基準分離が可能。
🎛️ モバイルフェーズのバッファ濃度、pH、溶媒含有量を調整することで、セレクティビティを簡単に最適化し、クロマトグラフィー分離を向上させ、生産性を向上させることができます。
💊 混合モードHPLCカラムは、医薬品やそれらのカウンターイオンを含むイオン性アナリートの保持に適しています。
リガンド交換 HPLC カラム
HyperREZ XP 糖質カラムは、4%または8%のジビニルベンゼンを含む単分散樹脂を基盤としており、糖質および有機酸の分析に最適な培地を提供します
特徴
🧪 カラムはシリカベースとは異なり、低pHでも安定しているため、希酸を移動相として使用可能。
🌡️ 高温でも使用可能であり、近接して溶出する一部の検体の分析を高速化し、分離能を向上。
🧬 異なる対イオンが検体分子のヒドロキシル基と相互作用することによって、選択性の相違が生じる。
日本分光
逆相カラム(C18)Unifinepak
Unifineシリーズは高耐久性を持つ製品で、特にUnifinepak C18は逆相HPLC分析用カラムとして優れたピーク形状を提供し、広範な分析条件下で使用できます。
特徴
⚙️ ハイブリットシリカゲルを基材として使用した製品。
⚗️ Unifinepak C18はハイブリッドシリカゲルにオクタデシルシリルベースを修飾し、残存シラノール基を処理した逆相HPLC分析用カラムです。
💧 通常のシリカゲル充填剤ではできなかった水系移動相100%や高pHの移動相など、厳しい分析条件下でも高い耐久性を示し、優れたピーク形状を提供。
🎯 Unifinepakは最初の選択カラムとして最適であり、同じ充填剤で粒径やカラムサイズを選択することができ、UHPLCからコンベンショナル、分取HPLC条件まで、簡単にメソッド変換が可能。
逆相カラム モノメリック修飾、高純度シリカゲルタイプ X-PressPakシリーズ
X-PressPakシリーズは、耐圧50 MPaで設計されており、超高速液体クロマトグラフィー(UHPLC)分析用の高性能カラムです。
特徴
🧪 V-C18は、平均粒径2.0 µmの全多孔性シリカゲルにオクタデシル基を化学結合し、残存シラノール基を処理したモノメリックタイプの充填剤を備えています。
🌊 AQ-C18は、表面を不活性化し、同時に高い親水性を保つよう設計された充填剤を使用しています。水100%の溶出液を使用できるカラムです。
逆相カラム モノメリック修飾、高純度シリカゲルタイプ CrestPakシリーズ
CrestPakシリーズは、高純度シリカゲルを使用した粒子径5μm、細孔径10nmの充填剤を使用したカラムであり、金属不純物の影響を考慮しています。
特徴
⚗️ シリカゲルに含まれる金属不純物は残存シラノール基の影響を高めます。
🧲 充填剤表面の金属不純物は吸着点となり、配位性化合物の分析に影響を与えます。
🧪 CrestPakシリーズにはC8およびC1を化学結合した充填剤を使用したカラムもラインアップされており、ODSを使用した分析に比べて疎水性相互作用が小さいため、試料の保持が非常に大きい場合と、そこそこな保持が得られる場合があります。
逆相カラム ポリメリック修飾タイプ Finepak
三反応性のオクタデシル基を持つ多孔性シリカゲルに化学的に結合させた後、処理された平均粒径5 µmの充塡剤を充填したHPLC用高性能カラムです。
特徴
⏳ シリカゲルに結合されたアルキル鎖の長さによって保持時間に顕著な差異が現れます。
📊 分析対象の化合物の炭素鎖長を考慮して、適切なカラム(C18、C8、C1)を選択することで、より良い分析結果が得られます。
🔬 C1カラムは残存シラノール基が少なく、塩基性化合物の測定に特に有用です。
順相・親水性相互作用(HILIC)カラム
シリカゲルカラムは順相クロマトグラフィーで使用され、極性の官能基により選択性が異なります。また、HILICモードでも使用可能で、高極性化合物の保持・分離が可能です。
特徴
🧪 高極性の固定相と低極性の移動相を組み合わせ、脂溶性の物質の分離が行われます。
🧪 シリカゲルには極性の官能基(DIOL, NH2)を化学結合させたカラムもよく使われます。
🧪 シリカゲルカラムやNH2カラムはHILICモードでも使用可能です。
セミ分取カラム Unifinepak/Megapak
・Unifiepak C18は分析スケールと同じ充填剤を使用したセミ分取スケールのカラムを提供しています。
・Megapak SILシリーズは粒子径10µmのシリカゲルベースの充填剤を使用したセミ分取スケール用のカラムであり、C18、C8、C1の異なるタイプのカラムが用意されています。また、試料負荷量に応じて7.5mmと10mmの2つのサイズがあります。一方、Megapak GELシリーズはポリマー系充填剤を使用した、オリゴマーなどの低分子化合物領域の分取に適した高性能有機溶媒系SEC(GPC)用カラムです。
特徴
🔍 Unifiepak C18は分析スケールと同じ充塡剤を使用したセミ分取スケールのカラムを提供しています。
🧪 Megapak SILシリーズは粒子径10µmのシリカゲルベースの充塡剤を使用したセミ分取スケール用のカラムです。
🧪 Megapak GELシリーズはポリマー系充塡剤を使用した高性能有機溶媒系SEC(GPC)用カラムで、オリゴマーなどの低分子化合物領域の分取に適しています。
サイズ排除(SEC)カラム Finepak GEL/Megapak GEL
Finepak GELはポリマー系充塡剤を使用した、オリゴマー等の低分子領域で高い分離能を有するように設計された、分析用の高性能有機溶媒系SEC(GPC)用カラムです
Megapak GELシリーズは同性能の有機溶媒系SEC(GPC)用カラムであり、粒径の異なる充塡剤を使用しています。
特徴
💡 Finepak GELはオリゴマー等の低分子領域で高い分離能を持つためのポリマー系充塡剤を使用した高性能有機溶媒系SEC(GPC)用カラムです。
💡 Megapak GELシリーズはFinepak GELと同性能で、粒径の異なる充塡剤を使用した有機溶媒系SEC(GPC)用カラムです。
イオン交換カラム Finepak GEL SA/SC
イオン交換クロマトグラフィーは、イオン性の試料を充塡剤の解離基にイオン結合により保持させ、移動相中の別種イオンと交換させて溶出・分離します。
特徴
⚛️ Finepak GEL SAは、スチレン-ジビニルベンゼンのポーラスポリマーに第四級アンモニウム基を化学的に結合させた塩基性陰イオン交換樹脂を充塡したHPLC用高性能陰イオン交換カラムです。
⚛️ Finepak GEL SCは、スチレン-ジビニルベンゼンのポーラスポリマーにスルホン酸基を化学的に結合させた強酸性陽イオン交換樹脂を充塡したHPLC用高性能陽イオン交換カラムです。
まとめ
今回はHPLCやLC-MSのカラムを販売しているメーカーとその製品の特長を紹介させていただきました。
カラムは機器によって合う・合わないもありますので、購入の際は仕様している機器をメーカーや代理店に伝えるようにしましょう!
この記事でカラムを新しく選定したり、代替品の検索に役立てていただければ幸いです。
また、その他にも各製品をまとめておりますので必要な際は参考にしてみてくださいね。
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